ラグジュアリー民泊小豆島2泊3日 ¥105,000から 次回募集

A DAY 小豆島 —— written by Mihoko Fukai [2023/2/6号]

ニュースレターのバックナンバーです。

こんにちは。薬膳ヨガ®︎の深井みほ子です。久しぶりのメルマガ配信です。おひまなときに読んでくださいね。

あなたへのおすそわけ
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 瀬戸内海に住んで1年半が過ぎた。島での暮らしは質素で豊かだ。余計な買い物ができないので「質素」で、でも食べるものが台所にあふれているので「豊か」だとも感じる。その豊かさの理由のひとつに、部落にねづく「おすそわけ文化」がある。 
 晩のおかず、畑のとれたて、魚の釣りたて。豆のかき揚げ、ゲタ(舌平目)の煮物、かき混ぜ(炊き込みご飯)、柚子味噌、いちじくのジャム。夕方にかけて、多い日で1日に2回3回と部落の女たちは食べるものを届け合う。移住者の私にも忘れずに声をかけてくださる。初めの頃はただ嬉しかった。しかしこれがのちのち悩みの種になってしまった。何をお返しにしたらいいのか、ちょうどいいお返しが思いつけないのだ。 
 本来、手作りのお返しは手作りでいい。きんぴらでも煮物でも、多く作ったときにおわけするので十分なのは知っていた。しかし島の母たちのお料理のおいしさときたら、それぞれの家庭の味がしっかりとあり、自分の手料理の出る幕がないように感じた。思い切ってあげてみても口にあったかどうかが気になって眠れない。「私に出来るおすそわけって何だろう?」真剣に考えこんでしまった。 
 ある日、隣家の奥さんに打ち明けてみた。すると彼女はこういった。 
 「うちらのおすそわけってただの口実なんやで。お喋りにつきあってほしいだけやねん」
 お喋りではさすがにお返しにならないのではと思ったが、せっぱつまっていたので言われるがままにした。すると意外なことがわかってきた。部落の妻たちの「献立事情」だ。部落の妻たちはみな昔ながらの食卓を好む夫に遠慮して、ちょっと変わった料理を作ったり食べたりする機会がない、という。それで普段炊いている雑穀米の土鍋ご飯をもっていってみた。熱々の炊き立てをラップにくるんだら思いのほか喜ばれた。別の日別のお家にはタイカレーを持って行ってみた。「こんなん父さん食べんから嬉しいわあ」と、大喜びでもらってくださった。それからは辛いもの、自然派のもの、エスニック料理など、なんとなく好きそうかなと思ったら、遠慮なくおすそわけさせてもらうようになった。 
 薬膳の思想に「体をいたわるなら、まず体の声を聴くこと」というものある。「体に良いものを食べる前に、体に何が必要かを知りなさい」という意味だ。おすそわけもこれと同じかもしれない。雑談をする。近況を聞く。すると聴こえてくる声がある。島女たちは昔からそうやってお互いの声を聴くことで、お互いをいたわりあってきたのかもしれない。

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今夜は満月ですね。皆様に満ち足りた夜が訪れますように。

小豆島の自宅にて
深井みほ子

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発行:Ladle Co., Ltd.(薬膳ヨガ®︎事務局)www.yakuzenyoga.com
解約はこちら薬膳ヨガ®︎事務局(かんだがわ)yakuzenyoga@gmail.com

深井みほ子
株式会社Ladle|薬膳ヨガ®︎ 代表
東京都出身 小豆島在住
湘南鎌倉で薬膳とヨガの繋がりを体系化し2009年にスクールを開講しました。現在は瀬戸内海の島に暮らしながら、シンプルで続けやすいセルフケアをオンラインレッスンやリトリートを通じてお伝えしています。

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