(※昨年、インスタでご紹介したオリジナル養命酒のレシピです。旧サイトのブログをリライトしています)
最近、からだがこわばるんですよね。背中がばきばきして、しょっちゅう肩を回しています。あーそうか、あれの季節だな、と思い出したのがオリジナル養命酒。今日はこのお酒のことをかくことにします。
体バキバキ、春先なら、それは上がったり下がったりする気温のせいかもしれません。
なぜなら、気温の変化というのは、肝臓が苦手とするところだからです。
肝臓は、英語でレバーです。つまりは血の見張り番なので、筋肉に血を流すのも、肝臓の仕事なんですね。なので、肝機能が低下すると筋肉がこわばります。
そんなときは、お酒に栄養をプラスするといいのです。
酒は百薬の長
肝臓にお酒?いやいや、逆効果でしょう、と思うかもしれないけれど、東洋医学では「酒は百薬の長」といわれ、少量の酒であれば、気血のめぐりをよくすることがわかっているのです。(あくまでも少量ね)
でも酒単体ではなく、栄養をいろいろプラスします。
「オリジナル養命酒」
(1ℓの広口瓶1本 2週間分)
材料
白ワイン 750ml 1本
天日干し素材
-りんご 1個分
-なつめ 10個
-生姜 10枚
-夏みかん 2枚
-シナモンスティック 1本
作り方
ガラス瓶に素材を入れワインを注ぐ。ジャム瓶に小分けしても作れます。
栄養を効果的に摂るには
栄養を効果的に摂るには、美味しいと思って食べることが一番です。
まずいなあと思いながら食べて、ストレスホルモンがでてしまえば、消化吸収力が低下します。つまり、栄養にならないことを意味します。
食材が複数なら栄養素も複数になるので、理想は幕の内弁当ですね。たくさんのおかずをちょっとづつ、食材を使う、ことに気をつけると、不足している栄養がゆきわたりやすいのです。
このお酒も、幕の内弁当スタイル。複数の薬効でつくっています。それぞれの効能はこちら。白本(薬膳の効能がかかれている本)
☑︎ワイン…リラックス
☑︎りんご…喉のイガイガ沈静
☑︎なつめ…低血圧改善
☑︎生姜…その場で温め
☑︎シナモン…じわじわ温め
☑︎夏みかん…目からの頭痛を和らげる
これだけ入っていれば冷えている人は温まるでしょうし、落ち込んでいる人は元気がでるでしょう。眠れなかった人はよく眠れ思います。
天日干しをする理由
ではなぜ、素材を干しするのでしょうか?
それは、お酒を水っぽくさせないためと、水分が抜ける分、一口あたりの栄養成分が少しでも多くなるため。
そして乾燥している時期は、乾燥を味方につけるといいんですね。秋冬は空気の乾燥で、喉の風邪をひきやすくなりますよね。昔の人は乾燥をあえて活用し、素材を干して、それを食べることで長寿を叶えてきたのです
枯露柿、凍み大などは、いずれも燥邪を活用し保存食です。
「天日干しのやり方」
-りんご 丸のまま5mm厚 輪切り
-夏みかん 半割で5mm厚 薄切り
-生姜 スライサーなどで長く薄く削る
-なつめ 市販のもの(中華街、成城石井など)
-シナモンスティック 市販のもの
干物を干す網に、外で風に当てながら三日三晩干す。
できあがったお酒は冷凍保存で1ヶ月もちます。次第にとろっとしてきます。濃い味なので、少しづつ飲んでくださいね。