部落ではもうすぐ「鬼ゆず絞り」の時期です。
果汁を絞ってお酢として1年中使うのですが、
鬼ゆずの
あの厚い皮は…
捨てるしかなかったんです!(涙)
でも今年は皮を捨てません。
鬼ゆずを皮ごとおいしく食べられる方法が
見つかりました。
でもゆずって手でむくのもむずかしいし、
皮なんて硬いでしょ?
ゴワゴワでしょ?
と思われる方も多いと思います。
私もそう思っていたのですが、
トロトロになりました♡
鬼ゆずのコンポート – 材料
材料は3つです。お鍋も用意してください。
・鬼ゆず 300g
・グラニュー糖 150g(ゆずの半量)
・水 ゆずがかぶるくらい
鬼ゆずのコンポート – 作り方
❶ゆずを洗ってヘタをとります。
❷好みの厚さのくし切りにして、5分茹でこぼします。苦いのが苦手な方は2回、3回ゆでこぼしてください。(このときの水は分量外)
❸湯を切り、茹でたゆず・砂糖・かぶるくらいの水をいれて、落とし蓋をして40分くらい煮ます。(弱めの中火)
つやが出てとろんとしてきたら、火を止めてそのまま冷ましてできあがり。
冷蔵庫で1ヶ月くらいは持つと思います。
食べきれなければ冷凍してください。
くし切りの厚さはお好みです。
薄切りだとこんな感じ。てろーんとしますね。
厚切りだとこんな感じ。(写真は食べるときに二等分にカットしています)
お砂糖はあるものでok!
お砂糖は普段つかっているもので大丈夫です。
参考までに、それぞれの違いをみてみると、
<砂糖の種類>
「てんさい糖」
原材料は大根(ビーツ)。
体を冷やさない。甘みは穏やか。
「白い砂糖」(グラニュー糖、白砂糖、氷砂糖など)
原材料はさとうきび。
体を冷やす。甘みは強め。
「黒糖、黒砂糖」
原材料は、これもさとうきび。
だけど、体を温める。甘みは強め。
(↑製法の違いです)
冷え性の方はてんさい糖が
いいかもしれませんね。
黒糖は仕上がりが黒くなり、
甘みも強く仕上がります。
白砂糖は体質によって、
だるくなってしまったり、
虫歯になりやすいという方もいるのですが、
「白砂糖」:「てんさい糖」=1:1
みたいにミックスして使うのもおすすめ。
私も今回は白砂糖を使いました。
桃や金柑などを煮るときには
同じコンポートでもてんさい糖なのですが、
鬼ゆずのコンポートだけは
白い砂糖の方がおいしく
仕上がりました。
鬼ゆずのあの強い「苦味」と
とくにバランスがいいのが
白砂糖のきりっとした甘さなのかもしれません。
とはいえ、基本はなんでも
てんさい糖で作りたいので、
その時には、
シナモンスティックを
1本を加えて煮る
という裏技を使います。
すると煮汁が、
こんなふうに
「スパイスゆずシロップ」
になるんです。
シナモンとゆずの風味が
パンケーキにあうんですよ。
たまらないおいしさです!
お酒を飲むなら、お酢よりゆずを。
また、薬膳的にゆずがいかに、
お酒飲みの頼もしい味方であるか
を別記事で力説しました。こちら
お酒ずきの方はお酢よりゆずですよ。
皮ごと食べて栄養アップ⤴️
その「二日酔い対策」の効果を
劇的に高めるゆずの食べ方というのが、
一物全体(いちぶつぜんたい)
=皮も身も葉も殻もできるかぎり全部食べる
というこれは薬膳の発想。
つまりゆずは果汁だけ絞るよりも、
皮ごとたべる方がずっと、
「二日酔い対策」の効能が
発揮されやすいということなんです。
その意味でもコンポートは
とても理にかなっていますね。
体によくて、おいしい鬼ゆず。
ビターな皮のおいしさを味わってみてください♪
↓コンポート以外に、4つの鬼ゆずの使い方をご紹介しています!