はじめまして、編集部ライターのあおつきです。
7年前にヨガと出会い、自分の心と身体を大切にする素晴らしさを知りました。美味しいものを食べることや、健康について探求することが大好きです。
このたび、薬膳ヨガに関するコラムの執筆を担当することになり、みなさまに魅力をお伝えしたくてわくわくしております。
今回、みほ子先生に伺ったのは「答え合わせ薬膳」についてです。
薬膳と聞くと、手間がかかって難しそうとか、敷居が高そうと思われるかもしれませんよね。この食材はこんな効能で、このスパイスを組み合わせると身体にいいとか、そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
「答え合わせ薬膳」とは、これまでの方法とは違い、逆転の発想によってできた新しい薬膳の使い方です。
健康にいいものを食べて薬膳の力を感じるのではなく、まずは自分が食べているものに注目します。そして、その食材が持つ効能を調べ、どんな栄養を身体が欲しているのかを知り、体調の変化に気付くという方法です。
普段自分が食べているものを少し気にしてみるだけなので、手軽に始められますよね。
無性に食べたくなるものや、どうしてもこれが食べたい!って思うときありませんか?その食べものを探ってみると、今の体調を知る手掛かりになるのです。
わたしは生理前になると、必ずチョコレートが食べたくなります。甘いものなら何でもいいわけではないため、不思議に感じていました。止められなくなるほど食べてしまい、後悔するときもあるのですがそれでも食べずにはいられないのです。
みほ子先生にそのことを尋ねてみました。すると、チョコレートに含まれるカカオは、身体に不足しているエネルギーをチャージすることができるのだそうです。また白砂糖は、消化が弱っているときに欲してしまうもので、お肌の乾燥にも関係があるとのことでした。
生理前は眠気や疲労感があると感じていたので、ぴたりと当てはまっていて驚きでした。まさに答え合わせができたのです。
「これが食べたい」という気持ちを追っていくと、体調の変化に気付くことができるなんて、いろんな食材の効能を知りたくなりました。このカラクリがわかると、自分にとって無性に食べたくなるものを探してしまいますよ。
薬膳と聞くと、特殊なものと認識されるかもしれませんが、こんな風に日常生活に簡単に取り入れることができるのです。食べるものに少し意識を向けるだけで、新たな発見があり、薬膳の力を感じられるので、ぜひ試してくださいね。