あけましておめでとうございます。
やることが多くてしばらくかけませんでしたが、また徒然なる投稿におつきあいいただけたら嬉しいです。
年末年始は年賀状をふくめて普段いえない気持ちを伝える機会が多いですね。
「今年はあなたのおかげで励まされました」「来年もあなたのこれを楽しみにしています」
私もここ数日たくさん気持ちを伝えてもらい、自分もたくさん伝えて幸せな気持ちになりました。
でもふだんはほめ言葉はできるだけ人づてに伝えるようにしています。
面と向かってほめられるより「誰々さんがこんなふうにあなたのことをほめてたよ」と、伝言でほめられるほうが受け取りやすいとある本で読んだからです。
でも本来、ほめられて謙遜する必要はありませんよね。ありがとうといえばいいだけです。
なのに「いやいやとんでもないです」と言わなければいけないような気がすることがあります。
それの何がいやかって、謙遜しているあいだに嬉しい気持ちを味わいそびれてしまうことです。もったいないのです。味わいたいではないですか。
その点、人づてであれば「あら、誰々さんそんなこと言ってくれていたの」と、余裕をみせながら内心ガッツポーズすることも可能です。
あるとき、この「いやいやとんでもないです」が、思わず出て来るのはなぜなのかを考えてみたら、理由の一つに「体調」の問題があるなと思いました。
性格などの一生の問題ではなく、今たまたま体調が「気虚」(ききょ)だという考え方です。
「気虚」というのは東洋医学の「体調」を示す言葉で、気が不足しているという意味です。
症状として多いのは、やる気が起きない、疲れやすい、意味もなく自信を失うなどがあります。
たしかにその状態でほめ言葉をもらっても、謙遜してしまうのも無理はないですよね。
でも先述の通り、「気虚」は体調ですから、元に戻せるんですよ。
たとえば食事で対策するなら、「補気(ほき)」という効能をもつ食べ物を常食するという方法があります。
「補気」の食べ物はたくさんありますが、1月といったら代表的なものは「お餅」です。
みんな大好きですよね。「僕は私はお餅が大好き、一度に3つは食べるよ!」という方も少なくないと思います。
でも、気を補う目的のときの、お餅の理想の食べ方というものがあって、それは「1日に1/2個を毎日」です。この1/2は目安で、つまり、あえて物足りないくらいにとどめて、飽きないようにする作戦です。
お餅は「補気」という効能を、たしかにメインでもっていますが、食べ手が美味しくないと思いながら食べても、その効能を100%発揮できません。
飽きないように食べるのがコツなのです。
そういう意味ではお腹がすいていなかったり、「今はトーストが食べたい」というときに食べても、お餅の「補気」は発揮されません。
排泄物となってでるか、脂肪分として蓄えられてしまいます。
食べたい度が9か10になるのを待って、「ああ、やっぱりお餅っておいしいなぁ」と、喜びをもって食べるようにしてみてください。
数日もたつころには、気力が戻り、ほめ言葉も素直に受け取れるようになっているはずです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
↓食べたい度9か10の測り方の記事を以前にかきました