前回、食べたくないときはトマトもオレオも今ほしい栄養を持ってないのではという考え方のことを書きました。
前々回は、食べたいものを見極めて食べるといいよというお話を、食べたいものがわからない人もいるかなと思ってかきました。
だとしても、今は好きなだけ買い出しには、まだなんとなくいけませんよね。
私の住む湘南では、自粛要請が解除され、でも人の意識はすぐには変わらないようで、道をゆずりあい、マスクをし、やはりできるだけ、混雑している場所には行かないようにという動きを感じます。
それで、あるもので適当に食べますが、それがたいして食べたくないものだったりすることは多々ある。すると、体が一気に重くなったりする。
もはや感心しますが、体は、正直。
それで買い出しのときに、1ジャンルにつき、3種類くらいを揃えるようにしました。
1ジャンルにつき、3種類というのはたとえば、
きのこ類なら、しいたけ、しめじ、まいたけ。
菜っ葉類なら、小松菜、ほうれん草、セロリ。
肉なら、鶏肉、豚肉、牛肉。
魚なら、シャケ、さば、たら。
炭水化物なら、お米、パン、お蕎麦、など。
それらを冷凍庫にストックして、その中から気が向くもの選ぶ、違うと思うものを避ける。それだけのことですが、体の声とは向き合えるというものです。
完全に食べたいものを食べる方法ではなく、完全に嫌なものを口にしない方法です。それが自分を満足させることになる。
結果、食が薬になることにもつながるのではと思っています。
薬膳は、薬の膳とかきますが、生薬をつかってくださいということではありません。
しみじみおいしく感じるものは、弱っているところに効いている。
極論を言えば、そこさえおさえておけば知識もいらないんじゃないかと最近思います。
クラスでは、効能の暗記はしていません。ただただ、体と対話、自分に素直にです。
「ああおいしい!」って思えるって幸せです。ヨガもそのためにしているようなものだな。
ということで、4回にわたって食事は薬になるのかについてを書きました。
さて、ご飯を食べますね。
みなさんもどうぞ、どうぞ、個々の幸せの食事をおとりください。