昔、ある方がヨガにいらして、

「頭と気持ちと体がバラバラなのがいやだ~」

と、おっしゃいました。

「え~ やだ~ きもちわるい」

といいながら、しかしポーズは、
力が抜けてやしなやかで、
全然ばらばらのようには見えません。

その方、仮に花子さんとしますが、
花子さんはきっと、
これまでの経験則で、
自分はそうなんだと
思っていらしたのかもしれません。

でも頭と裏腹に、
からだはちゃんと
心と一つに見えました。

ヨガと日常は違います。
ヨガは、ヨガほど感覚を頼りに
やるものもないというくらい感覚だけど
日常は誰だって、頭です。

自分でこしらえた、
固定観念や、こだわりの枠の中で、
いい結果を見ようと、脳で
たくさんの判断をしているのですから。

でも、ヨガにきたら考えることをお休みして、
体の声を聴きます。
枠をはずしている状態になり、
枠からはみだし、
できなかったことや、初めての感覚に、
いきなりふわっとたどりついたりもします。

ヨガでその感覚を知ると、
日常でも、枠をつけたり外したり
している自分に気づきます。

外したところで誰も気がつかないし、
痛みもないと知っているから、
外すのも怖くない。
むしろ、こうでなくちゃと
こだわってた自分が
ちっぽけだったなーと思えてきます。
成長です。

ヨガをしないと
ポッカリ忘れるのですけどね。
枠の中で、一人勝手にしばられて
話したり、出かけたりして。

でもヨガをしたらまた、
こだわりの中で生きていたなと気づいて、
ばっかだなあ、なんて思って。

その、ばっかだなあと
自分を可笑しがれる瞬間が
成長なんだと思います、

ヨガは、そんなところもいいんです。