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蕎麦の実。
今年もこの季節がきたんだな〜。そばは気を巡らせる「行気」という力をもっていて、肝臓の機能をサポートしてくれるんですよ。飲んべえにそばっ食いが多いのはだからか…。

さて、今日は薬膳ヨガTTの募集要項に掲載している代表メッセージをご紹介します。

薬膳ヨガと私のささやかななれそめのようなもの、ブログに載せるのはおはずかしいのですが、ご興味のある方は読んでみてくださいね。

募集のたびにちょっとづつ書き直していて、これは6月に開講する21期のものです。(冗談抜きで長いです!これでもまだ書き足りないくらいなんだけど)

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みなさん、こんにちは!

薬膳ヨガ代表の深井みほ子と申します。私の生まれは東京で、幼少期を横浜の磯子で過ごし、12歳のときに湘南に引越してきて、その後色々(本当に色々!)あって、38歳のときに地元湘南で薬膳ヨガをはじめました。

「薬膳ヨガ」は、食べることとヨガをすることの両方から、元気をつくるセルフケアのようなもの。基礎となるのは東洋医学ですが、実際の内臓の位置や働き、いわゆる解剖生理学とのつながりをとても大切にしています。

薬膳ヨガTTは、2011年に開講しました。
今回で21回目の募集となりますが、今でもお問い合わせを頂くと「この方はどうして興味を持ってくれたのかな?」と、お会いする前からつい想像を巡らせてしまいます。きっと今これを読んでくださっている皆さんも、何かきっかけがあって、薬膳やヨガに興味を持たれたのでしょうね。

私がヨガをはじめたきっかけは、父の何気ない一言でした。心身ともに疲れ、好きで始めたウェブデザイナーの仕事を楽しめなくなっていた私に、「ヨガをやったらいいよ」の言葉が、胸にストンと落ちてきました。

気の向くままに近くのスタジオに通ってみると、長年悩まされていた偏頭痛や肩こり、胃や肌の不調が3カ月たらずで改善してしまいました。気持ちも明るくなりました。

「自分で元気を作れるなんてヨガってすごい!たくさんの人に伝えなくちゃ!」と誰に頼まれるでもなく熱くなり、講師になってしまいました。
38歳のときでした。

ところが実際に指導をはじめてみると「これは肝臓によいポーズです」といいながら、肝臓がどこにあるのかわかりません。何か訊かれたらどうしようと内心ビクビクで、どこかで五臓六腑を学びたいとたどりついたのが、東洋医学に基づく食の世界、「薬膳」でした。

私の通った薬膳スクールには、薬膳をこよなく愛する長身のおじいちゃん先生がいました。本場中国で薬膳を学び、資格試験を日本に持ち込むことを許されたすごい方で、授業もとてもユーモラスでした。

私はその、薬膳の専門家でありながら「施膳」(レシピ作り)そっちのけで哲学や理念を熱く語る岡本先生の、密かなファンとなりました。

ヨガで元気になれるのはこのカラクリがあったからなんだ!と、単に肝臓の場所を知りたかっただけの私に、期待をはるかに超える感動をくれた先生でした。薬膳とヨガは、東洋医学を間に挟んで、繋がっていたのです。

先生は、陰陽や整体観念、四診や経絡といった東洋医学の各論すべてを、精神性をもって説かれていました。おかげで、私にとって東洋医学は単なる医学でなく、ここちよく生きるための知恵、哲学となりました。

それまで悔しいとしか言えないこと、怒って当たり前だったことは皆、「なるほど私がこうしたからこうなったんだ。誰が悪いわけでもない当然のことだったんだ。」と、違う面がみえてきました。それは、それまでの人生をくつがえすほどの衝撃でした。

「経絡」(けいらく)をヨガにとりいれたのも先生の薬膳がきっかけでした。「経絡」はツボを結んだ線のことで、気の通り道ともいわれ、五臓はどれも自分専用の経絡をもっています。ヨガで頭痛がラクになったり、胃がスッキリする理由の答えは、すべて経絡の中にありました。

「東洋医学の中で、食とヨガが結びついている。」

そのことに気づいて私はワクワクしました!ヨガをサボった日は食べることで元気を作れる。食べたくない日はヨガで体を楽にできる。三日坊主のわたしには、その気軽さがとても魅力的に思えたのですね。

これは!ということで「薬膳」と「ヨガ」のクラスを一緒に開いてみました。これが薬膳ヨガの始まりとなった(今はもうなくなってしまいましたが)稲村ヶ崎クラスです。

はじめて開くクラスは、それまでOL一筋だった私にとってはじめての連続でした。見よう見まねでフライヤーを刷り、鎌倉や逗子のお店に飛び込みで宣伝をし、知人をたよって古民家を借り、わずか3週間後に当日がきてしまいました。

今思うとよくぞまあというような始まり方でしたが、フライヤーをみて、6人もの方がクラスを受けに来てくださいました。その後、たからの庭とご縁ができ、今の「ごほうびヨガ」がはじまりました。どちらも快調な滑り出しでした。

しかし、トントン拍子だったのはそこまで。壁が次々に立ちはだかりました。予約が入らない日があり、お部屋代の足が出る日があり…誰もこない部屋で、することもなく、1人お弁当を食べる日も少なくありませんでした。

それでもなぜかその毎日に夢中でした。自分のしたことで誰かが喜んでくれるということが嬉しくて、そこにしか目がいかないのです。冴えない日があっても、講師仲間と笑い話にしたりすることで元気になれました。講師仲間に随分励まされました。

初めてクラスが満席になった日のことは、今でも忘れられません。パソコンの名簿を見ながらおめでとう!おめでとう!と、何度もバンザイしました。本当にそういったことのすべてが、家族と友達と仲間と、駆け出しの私のクラスに来てくださる方たちの支えによるものでした。

途中、ほそぼそと続けていたウェブデザイナーの仕事をきっぱりとやめました。収入が大きく減り、かなり不安もありましたが、クラスで皆さんの笑顔をみると、なんとかなるような気がしました。やるぞお!!とこんなに何度も思えるのが不思議なくらいでした。

そんな中、クラスで「養成コースはしないんですか?」というお声がかかりました。

自分がまだ半人前なのに、先生になる方を育てるなんて…と初めは戸惑いましたが、嬉しくもあり、ほとんどその方一人に向けて、イソイソとテキスト作りを始めました。一年がかりで仕上がったそれを元に、一期生を募ると、おもいがけず6名もの方が手を挙げてくださいました。

その日から、およそ80名の方が薬膳ヨガTTを受講されました。メンバーは個性豊かで、期によって雰囲気はいろいろ、みなさん本当に仲良しで、初日はいつもワクワクします!

TTのゴールは、薬膳とヨガを暮らしに活かせるようになることですが、どんどん輝くTTこみなさんをみていると、ここで得られる一番のものは知識以上に仲間なのかもしれないなと思います。

だからこのTTは、体が硬くてもお料理が作れなくても大歓迎で、ジャンクフードが好きな方も大勢います。(私もポテトチップスやケーキが大好きです!)

そんなことは気にせずに、1人でも多くの方に薬膳とヨガの素晴らしい世界を楽しんで頂けたら、これ以上嬉しいことはありません。

今期も楽しさ倍増の工夫をたくさん散りばめてみました。お申込の方はどうぞ楽しみにお越しくださいね。

薬膳ヨガ代表
深井みほ子

「薬膳ヨガティーチャートレーニング」募集要項はこちら!