今日は父の月命日。
今までわすれてまして(なんで忘れるのかなー結構毎月忘れてるわたし)、昨日までおぼえていたんだけど。
でも今朝、なぜかふとビールをそなえました。それでよしとしよう。ね、父さん!

ところでさっき、カフェで赤ちゃん連れのママに荷物置きスペースを譲ったら、すごく感謝されました。

荷物を置く場所はほかにもあったし、私が譲らなくても困らなかったかもしれないけれど、声をかけたことで、一生会わないはずの人と、目を合わせて、会話ができた。

「ありがとうございます、助かりました」と笑顔で言われたときに、自分がむしょうに幸せで、しばらくぼーっとしてしまった、というお話を、あんまり嬉しかったのでさっきSNSに綴りました。

実は、このお話には続きがあります。

続きといっても意識上の続きです。

自分が昔、「相手が必要かどうかわからないけど、一応声をかける」ってことが、超がつくほど苦手だったことを思い出したんです。

私は、昔からなにかと、男の家族とうまくやれませんでした。

昨年なくなった父とは、愛情のやりとりが原因で若い頃からよくけんかをしました。(お互いもっとしゃべりたいし、大事には思っているんだけど、うまく伝わらない関係) 

また、以前していた結婚が、2つともダメになってしまったのも、潜在的にそれが理由としてあったように思います。どんだけ?ってたまに思うんだけど、それくらい苦手でした。意味のない問いかけ。

でも(例え断ってきても)言われた方にとって、その声がけって「愛」でしかありません。返答は関係ないんだ、言われたっことに意味があるんだってことを、最近よく、妹にいってきかせています。私も10年前までできなかったくせにって話だけど、でも痛い思いをして学んだことだからです。

誰と比べるでもないけれど、私が父や元夫との、それぞれの生活の中でした「あれいる?」とか「これ食べる?」とか「座布団いる?」のような「意味のない問いかけ」の回数は、少なめだったと思います。

でも日常って、けっこうそんなふわふわした意味のないものが、愛情のかわりになっていて、問いかけをしないほうを選ぶ回数が、するほうを選ぶ回数をうわまってくると、そのうち、「ねえ」のあとに、自分の予定を伝えることしかしなくなりました。それは極端なたとえかもしれないけれど、肌感覚としてはそうでした。

結婚生活は、なぜできないのかを何度も考えました。「いらないって言われるかもしれない」と思うと言えない。そうでしたそうでした。そこにはそれを自分への拒否ととってしまうメンタルの弱さがあったのでしょう。

「気にかけている感じ」が伝わることが恥ずかしいからもあった。あーあ。そこには女性としての未熟さもありますね。(だから、男の家族にだけそうだったのかも)

そしてある日、問いかけがゼロに近くなってきて、関係が回らなくなっていることに気づきます。ばーんとプレゼントを贈り合ってもだめです。瞑想してもヨガしてもだめ(当時まだはじめてなかったけどやってみたりしました)

そうして地道につみかさねた会話だけが、関係の土台になりうることを知ります。

重ねることをやりそびれた結婚生活は、もうどうやって「家族」をしていいのかわかりません。相槌を打ってやるだけでもありがたいと思え、ではないけれど、優しい会話を避けるようになり、「旦那をどうでもいいと思っている」妻の顔が、どんどんできていってしまう。
本当はそうではないのに。止めようがないのでした。

父との暮らしは、すんでのところで改善しました。病気がみつかって、介護の生活になり、意味のない問いかけが会話のすべてになったから。寝たきりの父にといかけて「いらないよっ」とか「なにやってんだよ」などと言われても、つまらない問いかけを意識してしつづけました。

それが愛情表現になる、と、遅ればせながらそのときは知っていたからです。

意味のない問いかけには、意味がある。

存在を認めていると伝わり、あなたを気にしていると伝わる。あなたが大事ですと言えない人が、言えているのと同じことになる。

目には見えない、地下深くのルートをつたうようにして「普段着の愛情」がつたわるのです。身近な人に愛を伝えるには、そんなやり方が受けと取りやすいから、実はいちばん優しいのかも。

そういう諸々に気づいたのは、離婚をして痛い目をみてからで、やっちゃったなと思ったので、それからは父に、兄弟や親戚に、近しい友達に、よく意味のない問いかけをしてきました。

さっきのカフェの赤ちゃん連れのママみたいな場面でも、とっさにやってる自分をみると今でも嬉しいんです。できるようになってるよね、なってるなってる、と安心する。それで嬉しくてしばし、ぼーっとしました、というところまでが、本当のお話でした。

……今日は完全なプライベートな告白になっちゃいましたネ。読んでいただいてありがとうございます!

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